食中毒の原因菌のひとつであるウェルシュ菌とは、いったいどの様なものなのか、どの様な危険性を持っているのかをお伝えしていきたいと思います。
ウエルシュ菌という菌は、人間や動物の大腸内に存在する大腸内常在菌であり、下水であったり河川や、または海、そして耕地などといったような土壌に広く分布しています。人間の感染症としては起こるのは食中毒や、その他にはガス壊疽であったり化膿性感染症や、または敗血症などが知られています。
ウエルシュ菌による食中毒は、エンテロトキシン産生性であるウエルシュ菌が非常に多く増殖してしまった食品を摂取することによって、ウェルシュ菌が腸管の内部で増殖してしまい、芽胞を形成していくときに産生、または放出していくエンテロトキシンによって発症してしまう感染型の食中毒です。
日本国内におけるウエルシュ菌での食中毒事件数というのは、年間で二十から四十件程度であり、それほど食中毒事件としては多いものではありません。しかしながら、一度の事件あたりでの平均的な患者数が八十名程度で、他の細菌性による食中毒と比べて見ても圧倒的に数が多く、ウェルシュ菌による食中毒は、非常に大規模である事例のことが多いことが分かります。
ウェルシュ菌によって起こる食中毒が発生する場所というのは、大量の食事を一度に取り扱うような給食施設であったり仕出し弁当屋や旅館、または飲食店などです。原因食品の中で主なものは、カレーライスやスープ、または肉団子、そしてチャーシューであったり野菜の煮物などです。
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